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今日は、
インドの叙事詩であり
ヨガの聖典として知られ
世界の真実を伝える
『バガヴァッド・ギーター』の教えを表した
カードからの一枚です。
35 バガヴァ―ン （全知全能）
全知全能の意味、６つの力、限界を超える
ブランマン（普遍の存在）という祖父、知恵という父、パワーと物質という母から現れた世界の別名が、「バガヴァ―ン」。
「バガ」とは６つの力。
⒈豊かさ ⒉知恵 ⒊名声 ⒋統括する力 ⒌真実 ⒍公平さ
この６つを最大のレベルで持ち、自由自在に扱い世界を展開させる存在を、"バガを持つ者"バガヴァーンと呼びます。
世界はこの６つの力に満ちており、
ここで生きる私たちにも
「バガ＝６つの力」があり
活動することができるといいます。
しかし個人の中に現れるバガは、
限られたレベルであるため、
その限界が、世界と自分を比較し
「自分は世界の中で小さな存在にすぎない」という
思いを個人に抱かせるのです。
このカードは、小さな限界から限りない自由へと飛翔する時が来たと告げています。考え方が狭く小さくなり、縮こまってはいませんか？ 今が大きくジャンプする時です。
だれもがブランマン（普遍の存在）から現れていながら、少しの間小さな体をもって世界のドラマをバガヴァ―ンと共に創りあげています。真実の視点からみれば、あなたの目の前に迫る困難や危機は、世界のドラマのちょっと辛く、苦いスパイスにすぎないとわかるでしょう。真実が人を自由にし、世界のカラクリを知ることが世界を楽しむ秘訣です。
体という衣装を着て、自分の役を全力で演じながら、役を演じている自分を知ること。真実はバガヴァ―ンと同じひとつの根源ブランマンだと知り、ドラマを楽しむことが、生きながら自由になるということです。
日々を丁寧に生きるのは大事なことですが
それだけにあまりに没頭してしまうと
いわゆる日常や狭い世界でのドラマにはまって
抜けられなくなってしまう場合も少なくありません。
もとはといえば霊的な存在でもある私たちが
今、肉体を持って様々な体験をしているわけで、
本来の宇宙や霊的なより大きな視点から
物事を見ることが必要です。
バガヴァッド・ギーターなど
古来からの叡智の教えで伝えられるように
私たちは生きているようで
本来の自分や真実について知らない、つまり
深い眠りの中にあるともいわれています。
いずれにしても
源の叡智につながる自分の力を思い出していく
”目覚め”を呼びかけているのです。
いわゆるスピリチュアルでも
よく語られているように
宇宙から、
現在の地球には"目覚め"を促す
変化のエネルギーが強く注がれています。
本来の自分に目覚めるとは、
これまで長い間、支配され影響下におかれてきた
社会や自分以外の他者からの擦りこみ・洗脳から脱して
自分自身の個性を、直感や感覚に従って
より意識的に生きるということです。
そのために、それまでの限界を超え
世界を広げていきましょうと
今日のカードは伝えてくれます。
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