今日は、
インド古来の叙事詩であり
ヨガの聖典として知られる
バガヴァッド・ギーターカードからの一枚です。
21 サルヴァ・カルマ・サンニャーシー
すべての行いを手放した人
貪欲と怒りから自由であり、心を自分の手の内に収める「サンニャ―シー(捨て去る人)」は、この世においても、あの世においても、「ニルヴァーナ(自由)」である。その人は、自分自身の真実を知る者である。
サルヴァ=すべての
カルマ=行いの結果
サンニャーシー=自由な人
サルヴァ・カルマ・サンニャーシーとは
すべてのカルマから自由な人という意味。
自分自身の真実を知ることで
カルマから解放された人のことであり
この生を生きながらも、あの世でも自由であると
この詩は伝えています。
カルマとは誤解されやすい言葉ですが
行ないの結果ということであり、
それが巡り合って
出会いも出来事も必然とされます。
終わることのないカルマから人は自由になれるのでしょうか? 聖典は、その方法はひとつだけあるといいます。それが、カルマの中心にいない、本当の自分を知ることです。
カルマを引きつけ、輪廻を廻す中心軸は、
私たちの自意識「カルタ―(行い手)」という考えで
自意識が自分の真実でないと悟る人がいたら?
その人からカルマは離れ、輪廻は終わるといいます。
この真実を知るサルヴァ・カルマ・サンニャーシーは、
世界のドラマから解放される本当の自由人です。
本来、純粋な存在であり、
命の源「アートマン(真我、存在、知)」こそが
自分の真実だと悟る人にとっては、
世界は楽しい舞台で、体や心はドラマの衣装や道具に
すぎないのです。
役を真剣に演じつつ、本当の自分を忘れず、
自分の真実に立って、役と舞台に繋がりながらも
自由にのびのびとしていられる
一流の役者のようなものだといいます。
あなたは今、たったひとりで妙に深刻に悩んでいませんか?ドラマにハマって、生きることを苦しく感じ、ここから飛び出して自由になりたいと必死になっていませんか?
カードはそんなあなたの心の束縛と緊張を弛めるために来ました。
「世界ドラマ、役の自分」を知り、視点を変えて、目の前の出来事を大きく俯瞰してみるようにいいます。肩の力を抜いて、リラックス。世界のドラマを、もっと自由に、もっと楽しく、もっと遊ぶように自分を生きていいのだといっています。
今どのように見えようとも、何を演じているにせよ
あなたの真実は、変わることのないアートマンで、
それは否定することができません。
ドラマにハマり、次々と役を演じているうちに、
それをすっかり忘れてしまいますが
何かの渦中にいる時に、ふと自分自身でも
どこかでそれを冷静に眺めている別の自分がいることを
感じたことはないでしょうか。
例えば、自分がワーワー泣いている時に、
泣いているんだとちょっと離れて見ている自分もいる
といった…。
すぐ現実(=幻想)に引き戻されるかもしれませんが。
気分をリフレッシュし、大胆にドラマのシーンに新しい風を吹き込みましょう!
深刻なシーンから離れて、楽しそうな事、今一番やってみたいことをやってみるのです。恐れる事は何もありません。すべてドラマの出来事。楽しいアドリブもどんどん盛り込み、あなただけのカラフルなドラマを作っていいのです。
私たちが、今までのドラマから少し離れて
より客観的かつ俯瞰的に物事を見れるようになれば
新たな可能性と自由な世界への流れに気づけるでしょう。
今日から二月です。
本格的な新年(旧暦)を迎えようとしています。
これまでの役回りや演技、脚本に満足していますか。
やりたいことをやっても、
本当の自分を表現してもいいのです。
飽きたらいつでも新たに変えていけるということを
思い出してくださいとカードが促してくれます。
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